車両設計篇

試行錯誤を重ねて 使う人に優しい車両を設計します。試行錯誤を重ねて 使う人に優しい車両を設計します。

車両部 車両課 企画設計チーム 清水拓也

新型車両には、何か新しいサービスを取り入れようと気概を持って設計しています。

私たち企画設計チームは、車両の新造やリニューアルをする時の設計を担当しています。安全・安心な車両の設計はもちろんですが、お客さまにとって快適な新しいサービスを考えて設計の中に組み入れます。設計作業は多くのメーカーと綿密な打ち合わせを行いながら、一つ一つ仕様を決定していきます。
多くのお客さまにご利用いただく車両ですから、どういったサービスがより多くの方に喜んでいただけるかを常に考えて設計しています。

新造された車両は20年を目処に最新車両のサービス水準に合わせるためリニューアルしています。

車両は概ね40年以上使用しますが、阪神電車では約半分の20年を目処にリニューアルを行っています。必要箇所の修繕を行ったうえで、最新車両のサービス水準に合わせて安全性や快適性を向上させていきます。どの車両に乗車しても快適なサービスを受けられることが理想と考えています。

自分のアイデアが実際の車両に反映されて乗る人に喜んでいただくことが最大の喜びです。

例えば5700系車両に導入された「ちょい乗りシート」は、座面が通常のシートよりやや高く設計されており、立ち座りが容易なシートです。座面の高さを検討するにあたっては、いくつもの高さの座面を試作して最適な高さを決めました。新しいサービスを作り出すためには試行錯誤を続けて、大変多くの時間を要します。また、お客さまにとってだけでなく、乗務員が操作しやすい車両設計も考えています。ボタンの位置一つでも、これまでの車両であった操作上の不満を解消するよう、工夫をこらします。操作がしやすいということは、それだけ車両の安全にもつながるからです。
そういった新しいアイデアが新しい車両に装備され、お客さまが快適そうにご利用する姿を見たり、乗務員から扱いやすいと声をもらうことは、車両設計に携わる者として最大の喜びです。

身近な存在だからこそ、もっと安全に、もっと快適に。

私自身、阪神沿線で生まれ育ち、幼い頃から阪神電車を利用してきました。現在も通勤などで利用しています。とても身近な阪神電車だからこそ、さらに安全・あんしん・快適にご利用いただけるよう、もっともっと設計技術を磨いていきたいです。

短い距離のご利用でも満足いただけるサービスアイデアを、より多く。

阪神電車は暮らしをサポートする「みなさまの足」という存在で、駅間が短いのが特徴の一つです。その短い時間のご乗車でも満足いただけるサービスとして生まれたのが「ちょい乗りシート」です。ただ新しい技術を採用するだけでなく、阪神電車ならではの車両を考え、形にすることが私たちの役目です。これからも自分のアイデアが一つでも多く、設計に採用されて、お客さまに喜んでいただけるよう頑張っていきます。