事業紹介

鉄道事業

愛され続ける「みなさまの足」として、安全・便利・快適な輸送サービスを提供します。

本線・阪神なんば線(西九条~大阪難波間は第2種鉄道事業)・武庫川線・神戸高速線(第2種鉄道事業)の4路線を51駅(他社との共同使用駅2駅を含む。)・48.9kmで営業しています。特急・急行・快速急行など9種類の列車を組み合わせたきめ細かいダイヤを編成するとともに、山陽電気鉄道(株)と大阪梅田・山陽姫路間、近畿日本鉄道(株)と神戸三宮・近鉄奈良間で相互直通運転を行っています。
さらに、路線の立体化を鋭意推進するなど、すべてのお客さまが、安全に便利で快適に、利用しやすい鉄道を目指しています。

トピックス

全線カーボンニュートラル運行を開始

脱炭素社会の実現に向けた取組みとして、2025年4月から阪神全線の列車運行及び駅施設などで使用する全ての鉄道用電力を再生可能エネルギー由来の電力(再エネ電力)に置き換え、実質的にCO2排出量ゼロとする「カーボンニュートラル運行」を開始しました。そして同時に、カーボンニュートラルをイメージしたラッピング列車の運行を開始し、大阪梅田駅で出発式を行いました。

高架化工事等の推進

沿線各都市の都市計画事業として、踏切の立体交差化(高架化又は地下化)を進め、交通渋滞の緩和と列車運行の安全性向上に努めています。 立体化率は本線で95%、阪神なんば線で90%、神戸高速線では100%と、非常に高い水準を誇っています。現在も阪神なんば線出来島~千鳥橋間で高架化工事を進めており、この工事が完了すれば、阪神なんば線の立体化率は100%になります。

本線住吉・芦屋間連続立体交差化工事

神戸市の都市計画事業として2009年4月に仮上り線(大阪梅田・大阪難波方面行き)、2010年10月に仮下り線(神戸三宮方面行き)、2015年12月に下り線を、2019年11月に上り線をそれぞれ高架に切り替えました。本工事によって11か所の踏切道が除去され、青木駅・深江駅は高架駅として整備されました。現在は高架下の残工事や、神戸市による側道等の整備工事を行っています。(事業期間:1992年3月~2025年度)

阪神なんば線淀川橋梁改築工事

国土交通省の河川改修事業と大阪市の立体交差事業として、2018年12月から工事を施工しています。
阪神なんば線淀川橋梁は、両端の線路部分が堤防の高さより低く、高潮時等には防潮鉄扉を閉鎖するなどの対応が必要ですが、今回の改築事業によって、淀川橋梁を架け替えることで、桁下高を上げ防潮鉄扉を廃止するとともに、橋脚を減らし、洪水や高潮等の被害の防止を図ります。また、同時に、都市計画道路福町十三線と線路の立体交差も行います。(事業期間:2018年度~2032年度)

不動産事業

大阪梅田ツインタワーズ・サウス

阪神沿線を中心に、魅力溢れる都市環境の創造に取り組んでいます。

不動産事業では、梅田及び沿線地域において、賃貸・開発事業を展開しています。
梅田エリアの大阪梅田ツインタワーズ・サウス、ハービスOSAKA、ハービスENTをはじめ、ウイステ、エビスタ西宮といった当社線の駅前や高架下の開発を手掛けるとともに、そこで蓄積したまちづくりのノウハウを活用した新たな開発事業にも取り組み、沿線価値の更なる向上を図っていきます。
なお、当社の保有する賃貸用資産の運用及び開発事業の推進は、2018年4月1日の不動産事業の再編に伴い、阪急阪神ホールディングスグループの中核会社として設立された阪急阪神不動産株式会社に委託しています。

詳しくはWebサイトをご覧ください。

梅田エリア

大阪梅田ツインタワーズ・サウス(梅田1丁目1番地計画)

当社と阪急電鉄(株)では、2014年10月の工事着手以来、「梅田1丁目1 番地計画(大阪神ビルディング及び新阪急ビルの建替計画)」を推進してきましたが、2022年2月に全体竣工し、同年3月に大型複合ビル「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」が全面開業(阪神梅田本店のグランドオープンは同年4月)しました。
本計画では、大阪神ビルディングと新阪急ビルの両ビル間の道路上空を活用した建替えと周辺公共施設の整備を一体的に行うことにより、都市機能の高度化や防災機能の強化、公共的空間の創出、良好な景観の形成等を図り、国際競争力の強化に資する快適で質の高い街づくりを進めてきました。
「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」は、百貨店ゾーンとオフィスゾーン、カンファレンスゾーンで構成され、本ビル周辺では、地下・地上・デッキレベルでの3層歩行者ネットワークを強化し、街の回遊性を高めました。

ハービスOSAKA

当社が総力を挙げて取り組んできた阪神西梅田開発の第I期事業。商業施設、多機能ホール、インテリジェントオフィス、そしてザ・リッツ・カールトン大阪を備えた超高層複合ビルで、1997年3月(ホテルは同年5月)に開業しました。

ハービスENT

阪神西梅田開発の第I期事業「ハービスOSAKA」に続く第II期事業。商業施設、インテリジェントオフィス、そして大阪四季劇場・ビルボードライブ大阪などのエンタテインメント施設を備えた超高層複合ビルで、2004年11月(劇場は2005年1月)に開業しました。

沿線エリア

尼崎駅前 中央公園 リニューアルオープン

尼崎市と当社が阪急阪神不動産(株)とともに、公園を中心とした地域の新たな魅力創出や活性化を目的として工事を行ってきた尼崎駅前の中央公園が、2025年3月にリニューアルオープンしました。リニューアルにあたっては、都市再生特別措置法に規定された「都市公園リノベーション協定制度」を関西で初めて活用しました。新たに幅広い滞在ニーズに応える飲食店2店舗が開業したほか、特徴のある3つの広場やモニュメントベンチ、縁台を設けるなどして、オープンから多くのお客さまにご利用いただき、賑わいあふれる空間となりました。

アバリーナ千船 リニューアルオープン

当社と阪急阪神不動産(株)、阪急阪神ビルマネジメント(株)は、阪神 千船駅の高架下商業施設(「千船阪神ビル」「アバリーナ千船」)の大規模リニューアルを完了し、2024年6月に施設全体を「アバリーナ千船」としてオープンしました。日常生活をもっと便利で心地よくする14店舗が新たにオープンし、照明演出やナチュラルテイストの素材使用による明るくにぎわい感のある空間を創出しています。

関連リンク

スポーツ・レジャー事業

伝統と感動の「甲子園」、美しい自然に抱かれた「六甲山」で事業を展開しています。

当社では、旅客誘致のため、大正末期から甲子園地区の開発を手掛けており、その第一歩として、1924年に、阪神甲子園球場を開設しました。同球場は春・夏の高校野球の舞台として、また、阪神タイガースのホームグラウンドとして知られるほか、甲子園ボウルを初めとする大型イベントの会場にもなっています。

トピックス

阪神甲子園球場が開場100周年記念事業を展開するとともに、銀傘をアルプススタンドまで拡張することを発表

2024年8月1日に開場100周年を迎えた阪神甲子園球場では、2022年8月から2024年12月にかけて「KOSHIEN CLASSIC ~感謝を、伝統を、次の100年へ~」をコンセプトに、国内外の皆様に野球の聖地としての歴史と伝統を知っていただくとともに、次の100年に向けて、次世代育成や環境保全にもつながる事業を積極的に推進しました。さらには、最高峰のスポーツ・エンタテインメントを誘致・開催するなど、野球に限らないスタジアムの新たな可能性を広げていくことで、「日本が世界に誇れる聖地」を目指して、様々な記念事業を展開しました。また、観戦環境を改善することで高校野球文化の継承を図り、高校野球の聖地として進化を続けることを目的とし、銀傘(内野の一部座席を覆う屋根)をアルプススタンドまで拡張する計画を固めました。2024年11月から準備工事を行い、2025年11月から本格工事に着工、2028年3月に竣工予定です。

阪神甲子園球場 ―歴史と伝統、野球の聖地”甲子園”―

阪神甲子園球場では多様な座席を用意し、新しい野球観戦スタイルを提供しています。
また、お客さまに気持ちよく観戦いただくことだけでなく、球場でしか味わえないサービスの提供を心掛けています。
その一つとして、監督・選手コラボグルメの提供や店舗の充実、様々な飲食イベントの開催などのソフト面の更なる強化に力を入れています。

甲子園歴史館~阪神甲子園球場の歴史や舞台裏を体感~

野球文化の振興と野球ファンの裾野拡大を目的に、2024年に開場100周年を迎えた球場の歴史と、球場を舞台として数々のドラマを生んできた春・夏の高校野球、阪神タイガースの歴史を後世に伝えるミュージアム・甲子園歴史館は2022年3月のリニューアルを経て、展示内容はもちろん、お子さまから大人まで楽しめるコンテンツが充実し、2023年8月、開業以来の入館者が150万人を突破しました。

BE-STADIUM KOSHIEN

日本初!阪神甲子園球場を完全再現したバーチャルバッティングセンターが甲子園歴史館に併設。正面の大型スクリーンに向かってバッティングやピッチングをすると、CGで完全再現された阪神甲子園球場が映る映像に打球・投球が反映され、まるで甲子園で野球をしているような気分を味わえます。

阪神甲子園球場が環境保全プロジェクト『KOSHIEN “eco”Challenge』を宣言

阪神甲子園球場では、「阪急阪神ホールディングスグループ サステナビリティ宣言」において定めた6つの重要テーマのうちの1つである「環境保全の推進」に取り組むため、2021年12月9日(木)、環境保全プロジェクト「KOSHIEN“eco”Challenge」を宣言しました。既に、2007から2009年に実施したリニューアル工事の際に「環境への配慮」を掲げ、銀傘(球場の大屋根)への太陽光発電装置の設置、井戸水・雨水の利用、プラスチックカップのリサイクル推進等に取り組んでいましたが、今回の宣言では、3つのテーマ(①廃棄物発生の抑止及びリサイクルの推進、②CO2排出量の削減、③再生可能エネルギー等の活用)を設定し、テーマ別の取組みに一層の充実を図ることで、事業活動を通じた環境負荷の更なる低減を目指します。

詳しくはWebサイトをご覧ください。

ゼロカーボンベースボールパーク

2025年3月1日に開業したゼロカーボンベースボールパークでは、「未来をずっと青空にする球場、尼崎から。」というキャッチフレーズを掲げ、脱炭素先行地域として環境に優しい様々な取組みを行い、脱炭素社会や循環型社会に資する新しい野球場、公園を目指しています。

詳しくはWebサイトをご覧ください。

甲子園テニスクラブ

阪神甲子園球場西側に隣接する甲子園テニスクラブは、13面のコート(屋外コート10面、屋内コート3面)を有し、テニススクール(「甲子園テニススクール」)も開校しています。また、「毎日オープンテニス選手権大会」、「関西オープンテニス選手権大会」などの会場にも利用されています。

詳しくはWebサイトをご覧ください。

六甲山

六甲山は明治時代、居留外国人によってレジャーの山として開発が始まりました。当社は、昭和初期の1927年から六甲山の開発に取り組んでおり、山上に展望台やオルゴールミュージアム、人工スキー場などのレジャー施設を開設し、大阪・神戸から手近なレジャースポットとして親しまれてきました。現在は、アスレチック施設「六甲山アスレチックパークGREENIA(グリーニア)」、世界の珍しい高山植物を集めた「六甲高山植物園」、貴重なアンティーク・オルゴールを所蔵し、展示・実演する「ROKKO 森の音ミュージアム」、そして標高888mからの雄大な景色が望める「見晴らしの塔」を中心にレストランやショップが並ぶ「六甲ガーデンテラス」などの施設を開設、これらのレジャー施設は、グループ会社の六甲山観光(株)に賃貸し、同社が運営を行っています。

神戸六甲ミーツ・アート

当社と六甲山観光(株)では、六甲山上を舞台とした現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート(旧六甲ミーツ・アート 芸術散歩)」を、2010年から毎年開催しています。16回目となる2025年は、前年に引き続き神戸市や阪急阪神ホールディングス(株)のサポートの下、「神戸六甲ミーツ・アート 2025 beyond」として開催。開放的な自然や眺望などの六甲山の環境の中で海外でも活躍しているアーティストを含む60組以上が参加し、山上ならではの風景とともに作品を鑑賞いただける芸術祭として、“新しい六甲山の魅力”をお届けしています。

自然体感展望台 六甲枝垂れ

現代におけるグリーンアーキテクトの第一人者である、建築 家・三分一博志氏が設計を担当し、2010年7月に誕生した展望台です。芸術作品のような展望台には、自然をアートとして体感してもらえるよう工夫が施されています。2022年から毎年 開催しているイベント「シダレミュージアム」では、大人から 子どもまで、幅広く体験型アート作品をお楽しみいただけます。

六甲山アスレチックパーク GREENIA

六甲山アスレチックパーク GREENIA のテーマは「山、空、水辺。すべてが舞台の冒険王国。」です。約23万㎡(阪神甲子園球場約6個分)の広大なフィールドに、陸上・空中・水上と様々な種類のアスレチックがあり、一日中楽しめる日本最大級のアスレチックパークです。アスレチックを人気動画クリエイター「フィッシャーズ」が監 修しており、大人も楽しめる遊び心溢れるアスレチックが満載です。

詳しくはWebサイトをご覧ください。

関連リンク

情報・通信事業

より安心・快適な暮らしを実現するために情報や通信を用いたサービスを提供しています。

鉄道の運行システムやビルのセキュリティシステムなどの開発・提供のほか、あんしんサービスやプログラミング教室、ケーブルテレビ・インターネット・電話サービスを展開し、日々の暮らしをサポートするサービスを提供しています。

情報サービス

交通システム・エンタープライズソリューション・インターネットソリューション・医療システム・ビルシステムの事業を展開しています。
また、登下校メールサービス「登下校ミマモルメ」や、ロボットプログラミング教室「プログラボ」など、日々の暮らしを安心・快適にするサービスも提供しています。

アイテック阪急阪神(株)が経済産業省の定める「DX認定事業者」に認定

2024年10月1日付で、経済産業省が定めるDX認定制度に基づくDX認定事業者にアイテック阪急阪神(株)が認定されました。 DX認定事業者とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が定める「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応して、デジタルによって自らのビジネスを変革する準備ができている事業者を国が認定するものです。

詳しくはWebサイトをご覧ください。

放送・通信

地域密着の情報メディアであるケーブルテレビ放送に加え、有線及び無線のインターネットサービスなどを提供しています。

「大阪・関西万博PR ブロンズパートナー」として、大阪・関西万博会場のLIVEカメラ映像を配信・CM放送を実施

(株)ベイ・コミュニケーションズは、公益財団法人2025年日本国際博覧会協会と広報・プロモーション協賛の契約を締結し、「大阪・関西万博PR ブロンズパートナー」として、大阪・関西万博の機運醸成に取り組んでいます。 活動内容は、大阪府咲洲庁舎に設置した定点カメラでEXPO2025大阪・関西万博会場の風景を撮影し、放送及びWEB配信を実施しています。さらに、プロモーション動画CMを、地域情報チャンネル「ベイコムチャンネル(111ch・121ch)」で放送しています。

詳しくはWebサイトをご覧ください。

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