六甲山観光株式会社
六甲高山植物園
阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市社長:秦雅夫)のグループ会社である六甲山観光株式会社(本社:神戸市社長:宮西幸治)が運営する六甲高山植物園では、山里の貴婦人「キイジョウロウホトトギス」が見頃を迎えました。
和歌山県の紀伊半島南部にのみ自生する希少なホトトギスの仲間です。黄色い花をすずなりに咲かせる姿は大変美しく、ホトトギスの花によくみられる斑点模様があり一際人気の植物です。山の斜面に広がるキイジョウロウホトトギスの群落はインスタグラムをはじめとするSNSでも良く映えます。
■キイジョウロウホトトギス(ユリ科)
本州(紀伊半島南部)に分布する多年草です。深山のがけから垂れ下がるようにして生育しています。長さ40〜80cmの茎はしなだれて、節々に重なって花を咲かせます。その姿が優雅で美しく、平安の昔、宮中に奉仕した貴婦人“上臈”に見立て、この名がついています。また、“キイ”とは花色の黄色からではなく、紀伊半島にのみ自生することからついています。当園に咲く「キイジョウロウホトトギス」は、約200株植栽されています。現在見頃を迎えており、10月中旬頃までお楽しみいただける見込みです。