阪神電気鉄道株式会社
阪急電鉄株式会社
阪急阪神不動産株式会社
阪神電気鉄道株式会社と阪急電鉄株式会社は、「梅田1丁目1番地計画(阪神百貨店(阪神梅田本店)の入居する大阪神ビルディング及び新阪急ビルの建替計画)」(阪急阪神不動産株式会社が開発業務を担当)を2014年10月から推し進めてまいりましたが、本年4月27日(金)にT期棟が竣工するとともに、6月1日(金)からテナントとなる阪神百貨店が部分開業することとなりましたので、お知らせします。
あわせて、ビル名称を「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」に決定しました。そして、本計画が全体竣工を迎える2022年春には、阪急百貨店(阪急うめだ本店)が入居する梅田阪急ビルを「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に改称し、近接する両ビルを「大阪梅田ツインタワーズ」と総称する予定です。この名称は、阪急阪神ホールディングスグループの最重要拠点である大阪梅田の中心に位置し、グループを象徴する2棟の高層タワーを、大阪以外の地域や海外の方々からの分かりやすさを考えて命名したものです。
また、全体竣工時に開業を予定しているオフィスゾーン(地上11階〜38階)のコンセプトについても決定しましたので、お知らせします。
なお、本計画は当初の予定どおり順調に進捗しており、本年6月から大阪神ビルディング西側の解体工事に着手し、U期工事を進めてまいります。
本件の概要
1 竣工日、施設の概要及びビルの名称について
(1)竣工日(T期棟)
2018年4月27日(金)
・ 阪神百貨店の部分開業は、2018年6月1日(金)を予定しています。
(2)施設の概要(T期棟)
・ 階数 地下3階地上13階
・ 主な用途 百貨店等
・ 構造 鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造)
・ 延床面積 約76,000u
・ 施設構成 阪神百貨店(地下1階〜地上9階)
※ 店舗構成等の詳細は株式会社阪急阪神百貨店の発表をご覧ください。
※ オフィスゾーン及びカンファレンスゾーンの開業は、2022年春の全体竣工時を予定しています。
(3)ビルの名称
@ 名称
「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」
(本計画が全体竣工を迎える2022年春に、阪急百貨店(阪急うめだ本店)が入居する梅田阪急ビルを「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に改称し、近接する両ビルを「大阪梅田ツインタワーズ」と総称する予定です。)
A 命名理由
阪急阪神ホールディングスグループの最重要拠点である大阪梅田の中心に位置し、グループを象徴する2棟の高層タワーを、大阪以外の地域や海外の方々からの分かりやすさを考えて命名したものです。
2 オフィスコンセプトについて
(1)つながる梅田の中心
・ 本計画は、梅田地区において阪急阪神ホールディングスグループが運営する多くのビル(ハービスOSAKA・ENT、梅田阪急ビル、阪急ターミナルビルなど)の中心に位置しています。各ビルが提供する施設サービスやソフトサービスを相互に利用できるようにするなど、梅田における企業活動やオフィスワーカーの生活を、阪急阪神グループの総合力を活かして広範囲にサポートします。
・ カンファレンスゾーンや貸会議室、コワーキングスペースなど、ビジネス交流・国際交流を促進する拠点を導入し、入居企業のビジネスだけでなく、大阪梅田の国際競争力の強化にも貢献します。
(2)おもてなしサービスの溢れるビル
・ 12階に本ビルで働くオフィスワーカー専用のサービスフロアを設置します。同サービスフロアには、オフィスワーカーや入居企業の多様なニーズに応えるオフィスコンシェルジュサービスのほか、商談・食事・懇親会など様々なシーンで活用できるプレミアムラウンジやワーカーズカフェを導入します。
・ ハード・ソフトの両面から防災のサポートを行います。また、非常時においては、入居企業の事業継続とオフィスワーカーの安全・安心を確保します。
(3)ウェルビーイングを実感
・ 執務空間はもちろんのこと、心身のリフレッシュが可能なオフィスワーカー専用のフロアや緑溢れる屋上広場など、ゆとりある共用空間を整備し、ビル全体でオフィスワーカーが健やかに働くことができる環境を提供し、一人ひとりがウェルビーイング※を実感できるようにします。
※ ウェルビーイング(Well-Being)
1946年の世界保健機関(WHO)憲章草案において、「健康」を定義した記述の中で「良好な状態(Well-Being)」として用いられた言葉で、個人の権利や自己実現が保障され、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること(幸せな気持ちでいられること)を意味する。
なお、本日付けで本計画のオフィスゾーンに関するホームページを開設しています。
URL:http://www.hanshin.co.jp/twin-south/
3 当面の予定
2018年6月から大阪神ビルディング西側の解体工事に着手する予定です。
以 上
(参考)「梅田1丁目1番地計画」の概要
本計画地は大阪の中心地である梅田地区にあり、大阪のメインストリートの一つである御堂筋の北側の起点に位置しています。本計画では、両ビル間の道路の上空を活用した建替と周辺公共施設整備を一体的に行うことにより、都市機能の高度化や防災機能の強化、公共的空間の創出、良好な景観の形成等を図り、国際競争力の強化に資する快適で質の高い街づくりを進めています。
同所に誕生する「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」は、百貨店ゾーンとオフィスゾーンのほか、梅田地区におけるビジネス活動の活性化に資するカンファレンスゾーンからなり、カンファレンスゾーンは、災害時には帰宅困難者の一時滞留スペースとしても活用することとしています。更に、ビル周辺では、地下・地上・デッキレベルでの3層歩行者ネットワークを強化し、街の回遊性を高めます。
<完成予想イメージパース>
※ 今後、変更になる場合があります。
<計画地周辺図>
DBJ Green Building認証「5つ星」を取得
1 「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」の概要
■ 百貨店ゾーン[2018年6月1日に部分開業]
新しくなる阪神百貨店(阪神梅田本店)は、解体工事前と同規模(延床面積:約100,000u)で、フロア数は11層(地下2階から地上9階まで)を計画しています。
また、店舗づくりにおいては、品揃えの充実を図るとともに、快適な売場環境を整備し、様々なイベントを通じてライフスタイルの提案を行うことで、都心の一等地にふさわしい存在感と競争力のある商業施設を目指します。
なお、建替工事は、百貨店の営業を継続しながら進めていきます。
[以下、全体竣工時に開業予定]
■ オフィスゾーン
高層部分(地上11階〜38階)に、最新の設備を備えた、西日本最大規模※の1フロア当たり面積約4,500u、天井高2.9mの開放感あふれる大型オフィスを整備します。
※2000年以降に竣工したオフィスビルを対象。
■ カンファレンスゾーン
道路上空を建築利用することで生まれる大空間を活用し、地上11階に約4,000uのカンファレンスゾーンを整備します。カンファレンスゾーンを“ビジネス情報発信の場”、“国際的に活躍する人材育成の場”、“多様な人材による交流の場”として活用することで、梅田地区におけるビジネス活動を活性化し、国際競争力の強化に資することを目指します。また、災害時には帰宅困難者の一時滞留スペースとしても活用することで、防災機能の強化にも貢献します。
■ スカイロビー
オフィスゾーン11階には、スカイロビーを整備し、オフィスワーカーや来街者に開放するとともに、ギャラリー等の情報発信の場としても活用できるようにします。スカイロビーには、地上部から大型エレベーターで直接アクセスすることが可能で、またスカイロビーと百貨店ゾーンはエスカレーターで繋がります。
■ 屋上広場
低層部分の屋上において、賑わいと交流の場を創出するために屋上広場を整備するとともに、都市環境の改善に資する屋上緑化等を行い、同ビルのオフィスワーカーや来街者向けにゆとりと潤いのある豊かな空間を形成します。また、当該広場を災害時における一時避難スペースとしても活用します。
大阪梅田ツインタワーズ・サウス | 解体工事前の大阪神ビルディング | 解体工事前の新阪急ビル | |
所在地 | 大阪市北区梅田1丁目1番 ほか | ||
敷地面積 |
約12,200u(重複利用区域(注)含む。) |
約7,300u | 約4,100u |
容積率 | 2,000% | 1,000% | 1,000% |
延床面積 | 約260,000u | 約97,000u | 約53,000u |
階数 | 地下3階、地上38階 | 地下5階、地上11階 | 地下5階、地上12階 |
高さ | 約190m | 約50m | 約50m |
主な用途 | 百貨店、オフィス、ホール等 | 百貨店等 | オフィス等 |
構造 | 鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造) | 鉄骨鉄筋コンクリート造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
竣工 | 2022年(予定) | 1963年 | 1962年 |
施設構成 |
百貨店ゾーン 地下2階〜地上9階 延床面積:約100,000u |
− | |
オフィスゾーン 地上11階〜38階 延床面積:約143,000u |
|||
カンファレンスゾーン 地上11階 延床面積:約4,000u |
|||
その他(駐車場、共用通路等) 延床面積:約13,000u |
(注) 両敷地間の道路上空を利用する部分
(参考) 地上10階は機械室
※ 計画の概要は、今後の行政協議や実施設計の進捗等により変更することがあります。
2 主な周辺公共施設整備等の概要
「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」の周辺では、地下・地上・デッキレベルの3層歩行者ネットワークを強化することにより、歩行者空間の快適性と利便性の向上を図り、周辺地域の活性化や都市の再生に貢献します。
■ 地 下
・ 東西地下道(都市計画道路大阪駅前1号線)の拡幅整備及び日常維持管理
・ 敷地周辺のバリアフリー化
・ 敷地周辺の地下道の整備
■ 地 上
・ 敷地周辺歩道の拡幅、美装化及び日常維持管理
・ 広場空間の整備(計画地西側における敷地内)
■ デッキレベル
・ 阪急阪神連絡デッキ 梅田新歩道橋の美装化・耐震性向上
・ 敷地内通路の整備
<整備等のイメージ図>
3 工事施行計画の概要
(施工は株式会社竹中工務店)
1 T期工事(新阪急ビル解体工事着手) | 2014年10月1日 |
2 〃 (大阪神ビルディング東側解体工事着手) | 2015年2月18日 |
3 〃 (大阪梅田ツインタワーズ・サウスT期部分新築工事着手) | 2015年7月21日 |
4 T期工事竣工(新阪急ビル、大阪神ビルディング東側部分) ※新百貨店の部分開業 2018年6月1日 |
2018年4月27日 |
5 U期工事(大阪神ビルディング西側解体工事着手) | 2018年6月 |
6 〃 (大阪梅田ツインタワーズ・サウスU期部分新築工事着手) | 2019年春 |
7 U期工事竣工(新百貨店部分) ※新百貨店の全面開業 |
2021年秋 |
8 全体竣工 ※オフィス部分の開業 |
2022年春 |
【T期工事】大阪神ビルディング東側及び新阪急ビルの解体・新築工事
【U期工事】大阪神ビルディング西側の解体・新築工事
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