電気部(電気系)
電気部は、鉄道事業に関わる電気設備の企画・設計・施工・保守管理を行っています。グループ会社と協力して新技術の活用も指向しながら、設備の設計・更新や日々の保守点検、24時間体制での設備監視を行っています。そして事故や障害発生時は早期に営業再開できるよう、迅速な対応に努めています。

業務内容
電力課
鉄道運行や駅設備の運用に欠かせない電気を安定的に供給するための設備運用を担っています。具体的には電力会社から受電した電気を鉄道用に変換する変電所や、電車や駅などに電気を送るための電路設備、駅照明設備や防災設備等、幅広い設備の維持管理を担当しています。設備の更新や日々の保守点検により、電気を安定的に供給し列車運行を支えています。
通信課
輸送の安全を支える信号機や踏切、無線などの信号・通信設備や、案内表示器などの旅客案内設備、お客様が利用する券売機や改札機といった駅務設備の維持管理を担当しています。設備の更新や日々の保守点検により、安全・安定的な列車運行を支えています。
ある1日のスケジュール
通信課・20代
- 8:30
- 出社、朝礼、作業ミーティング
- 9:00
- 踏切遮断機点検
- 12:00
- 昼食・休憩
- 13:00
- 信号機点検
- 16:30
- 資料作成等
- 17:10
- 夕礼
- 17:30
- 退社
将来のキャリアステップ
例:管理事務所(電力課・通信課)
- 係員
- 沿線設備の点検や、障害発生時の対応を行います。主に現場で作業することによって知識を深め、必要な技術を身に付けていきます。
- 班長
- 日々の業務計画を担う、現場における責任者的立ち位置です。若手社員の教育訓練や業務進捗管理も担当します。
- 所長
- 保守管理全体の統括を行いながら、現場作業が円滑に行われるようにバックアップします。
- 課長補佐
- 管理事務所全体の統括を行い、所長と連携しながら管理事務所の予算・施工・安全など全体的な管理を行います。
- 課長
- 設計部門、保守部門全体の統括を行います。業務が効率的、効果的に執行できるような組織管理や係員全体の安全管理を担い、「いつでも安心できる都市交通」を実現します。
社員コメント
私は、入社してから現在まで電力管理事務所という職場で働いており、電力設備の保守点検業務を行っています。入社当時は右も左も分からない状態でとても不安でしたが、先輩方が優しく丁寧に教えてくださり、今では自らが後輩に指導できるまで成長しました。保守点検作業で設備の異常を発見し、早急に処置して事故を未然に防止できた際には、とてもやりがいを感じます。また、職場は雰囲気が良くプライベートでも交流があり、厳しくも楽しい日々を過ごしています。是非、私たちと一緒に仕事をしてみませんか?お待ちしております!
(電気部 電力課 電力管理事務所:20代)
安全・あんしん・快適EVERYDAY 電力管理事務所篇

車両課の工場チームでは、車両の重要部検査(4年または60万kmを超えない期間での検査)や全般検査(8年を超えない期間での検査)を担当しています。検査では、台車やモーターなど車両部品全般を分解し、点検・整備しています。日頃の検査では点検できないところまで点検することで、次回の重要部検査・全般検査までの間、車両が安全で安心に走行できるように日々業務をしています。
検車課には、列検職場と月検職場があります。列検職場では、車両の列車検査(10日を超えない期間での検査)を担当しています。1日あたり60両程度の車両の主要部分を中心に点検するほか、営業線で車両故障が発生した際に、現地に赴くこともあります。また、月検職場では状態・機能検査(3ヶ月を超えない期間での検査)を担当しています。1日あたり1~2編成の車両について、各部の状態や装置の機能について問題がないか点検・整備しています。いずれの職場も、検査した車両はすぐに営業線で運用されるため、日々走行している車両の安全と安心を守っています。
私は、工場チームの電装職場で電車の電気関係の装置について保守点検を行っています。自分の点検が、安全で安心な電車を支えていると思うととてもやりがいを感じます。また、電車のシステムや初めて目にした電車のモーター電流、周波数の波形など幅広い知識と技術を習得できることもやりがいの一つです。チームでの作業も多くあるので、仕事を円滑にするためのコミュニケーション力がある方、そして1つ1つの作業時に細心の注意と集中力を注げる方がこの仕事に向いているのではないかと思います。
淀川の洪水を防ぎ、災害に強いまちや鉄道施設を造るため、現在、淀川に架かる橋梁を架け替えています。総延長857m、日本最大規模となる141mのトラス桁を含む11連のトラス桁を架設します。私たちは、高架化工事や大規模な駅改良工事などで培った技術を活かし、様々な土木工事にチャレンジする他、トンネルや橋梁などの土木構造物の維持管理に努めています。
電車は安全・安心・快適に目的地に到着する、そんなあたりまえを続けるため、我々は日々メンテナンスに取り組み、線路を常に良好な状態に維持しています。あるときは自分たちが汗をながし、あるときは施工業者と協力して、陰から阪神電車を支えています。そして未来に向けて、AIや画像処理技術などを利用した自動化技術の導入に取り組んでいます。
「駅」ほど、多くの人々が行き交う建築はそうありません。私たちはその「駅」をはじめとする鉄道建築を、計画立案から完成後の維持管理まで、一貫して携わっています。甲子園球場を最寄りとする甲子園駅では、白球をモチーフとした大膜屋根の駅舎や、人々が憩える駅前広場など、新たなまちのシンボルや賑わいを創り続けてきました。互いに知恵を出し合い、これまで培った創造力で「駅」から始まるまちづくりを進めます。
すべてのお客様が駅構内を安全・安心に、そしてより快適に利用して頂きたい、そんな思いで私たちはホームドアやエレベーターなど様々な駅施設の整備や日々の点検、維持管理に取り組んでいます。そして、これからの未来の社会のために、AIやIoTなどのデジタル技術を取り入れた、環境に優しい新たな駅施設を目指します。
私は、入社以来、駅にエレベーターを設置する工事・空調設備のリニューアル工事など、機械設備の計画・設計から新設、維持管理までを担当しています。特に印象に残っているのが、西元町駅と大開駅でのエレベーター設置工事です。車いすをご利用の方をはじめ、地域の多くのお客様にご利用いただいており、社会に貢献できたという達成感がありました。非常に狭い空間での困難な工事でありましたが、創意工夫して克服できたことが自信に繋がりました。
列車を操縦してお客様を安全に目的地までお運びすることが運転士の最大の使命です。担当列車の最高責任者として、車掌と密にコミュニケーションをとりながら、日々ダイヤ通りの安全・快適な運行に努めています。また運行中に異常が発生した場合は、関係箇所と連携して的確な判断と処置を即座に行うことが求められるため、運転士には高いスキルと責任感の両方が必要です。しかし多くのお客様の生命と生活を支えているという大きなやりがいを感じられる職種です。
列車の最後部に乗り込み、車内放送や空調管理、乗車中のお客様の対応など、担当列車におけるきめ細やかな旅客サービスを提供するとともに、扉の開閉やホーム上の安全確認、異常時の情報提供など、列車の安全運行の根幹に関わる業務にも携わっています。運転士と連携しながら、安全・快適な移動の提供に日々努めています。
駅における保安業務に加え、お客様への案内業務や日々の収入金の計上業務、駅構内の環境整備など、駅に関わるさまざまな業務を担うのが駅係員です。特に案内業務は、乗車券の乗り越し精算や列車の乗り換え案内、駅周辺案内、障がいをお持ちのお客様のお手伝い、異常時の情報提供など非常に多岐にわたります。阪神電車の玄関口として、お客様に安心してご利用いただけるサービスを提供できるように心がけています。
お客様へより安全・安心・快適な輸送サービスを提供するために、監督職として駅係員・車掌・運転士に対して日々指導にあたるとともに、働きやすい職場環境づくりのために尽力することが求められます。毎日ルーチンワークをこなすだけでなく、より良い輸送サービスを提供できるように常にお客様目線で業務に取り組んでいます。
私は駅の助役として日々多くのお客様や係員と接しながら業務にあたっています。これまで駅係員→車掌→運転士と経験してきましたが、どの職種でも鉄道の現場においては、多くのお客様の人生の1ページに関わり、日常を支えていることを実感できるため、大きなやりがいを感じることができます。現在は同じ職場で働く仲間とともに、お客様に「もっと利用したい」と思っていただける阪神電車を目指して日々奮闘しています。是非私たちと一緒にお客様の日常を支える仕事をしませんか?ご応募をお待ちしております!