かつて日本の中心として栄えた古都奈良には、当時の栄華を今に伝える社寺や史跡が多数残ります。東大寺や興福寺があり野生の鹿と出会える「奈良公園」、昔ながらの風情で人気の「ならまち」、唐招提寺や薬師寺がある「西の京」と、いずれも駅から徒歩圏内にあり、散策にぴったりです。
平城宮跡
平城宮跡 
710年(和銅3年)、元明天皇により藤原京から平城京へ都が移されました。唐の長安をモデルに造られた平城京は、幅員約75m、全長約4kmの朱雀大路を中心に、碁盤の目のように整備された大都市でした。1998年には朱雀門と東院庭園が復原され、2010年の平城遷都1300年祭に合わせて第一次大極殿が復原されました。
奈良公園周辺
東大寺 
「奈良の大仏さん」でおなじみのお寺。奈良時代に建立、平城京の東に位置する大寺であったことから東大寺と呼ばれています。運慶、快慶等の制作した金剛力士像がある南大門、大仏を安置する世界最大の木造古建築である大仏殿、お水取り(修二会)の行われる二月堂など、奈良を代表する文化財の宝庫です。
春日大社 
平城京の守護のため、奈良時代に創建された春日大社は、祭神が白い鹿に乗ってきたという伝承により鹿は神の使いとされています。朱塗りの本殿は20年毎に塗り替えられます。
興福寺 
藤原鎌足の病気平癒を願い夫人の鏡女王(かがみのおおかみ)が建てた山階寺が前身。710年(和銅3年)藤原不比等によってこの地に移されました。五重塔、阿修羅像など数々の国宝を鑑賞できます。
奈良公園
東大寺、興福寺、春日大社をはじめ、奈良国立博物館、さらに、春日大社萬葉植物園(神苑)などの美しい庭園も点在する、約5k㎡の広大な公園。奈良のシンボルである鹿とふれあえる飛火野、山焼きで有名な若草山など、歴史の香り豊かな自然景観も大きな魅力です。
奈良国立博物館
明治時代に立てられたレンガ造りルネッサンス風の本館、校倉造を模した東西の新館には、貴重な仏教美術の名品・逸品が収蔵されています。秋に開かれる正倉院展では正倉院の宝物が展示されます。
元興寺 
蘇我馬子が建立したわが国最古の寺である飛鳥寺が、平城遷都に伴い移転したのが元興寺。国宝の本堂の行基葺きという瓦には、飛鳥から運ばれた日本最古の瓦が使われています。
若草山
標高342m、1月に行われる山焼きは全国に知られます。春と秋の開山期には遊歩道で山頂へ登ることができ、山と盆地を見渡す絶景に出会えます。(開山期は毎年異なりますので事前にご確認ください。)
アクセス:近鉄奈良駅→奈交バス大仏殿春日大社前下車、徒歩約10分
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-6553.htm
ならまち
元興寺の境内として栄えたならまちは、古き良き町家の佇まいを今に残すノスタルジックなエリア。お洒落なカフェや庶民の暮らしを伝える様々な資料館などが点在しています。
西の京
薬師寺 
創建時の唯一の建物である東塔の落ち着いた佇まいと、復元された金堂や西塔の豪華絢爛さが美しいコントラストを見せる南都七大寺の1つ。唐や西域風の意匠が本尊台座などに見られ、シルクロードの終着点とも称されています。平山郁夫による玄奘三蔵法師の旅をたどる大壁画「大唐西域壁画」があることでも有名です。
唐招堤寺 
鑑真和上が戒律を学ぶための道場として開いた私寺、唐律招提が始まり。現存する最大の天平建築である金堂(改修を終え2009年11月落慶。)、平城京から移築した講堂などが立ち並んでいます。

