もっと楽しむ阪神なんば線

阪神なんば線秘話

6.駅のデザイン秘話1【九条駅】

地名の「九条」は林羅山が命名したといわれる「衢壌島(九条島)」が語源との説があり、「衢(ちまた)」は賑やかに人が集う街を、「壌」は豊かな土地を意味しています。 この地域は、安治川の恩恵をうけ、金属加工業を中心とした手の温もりが感じられる技術や大阪の下町情緒を代表する人情の街として発展を遂げてきました。源平渡し(=現安治川トンネル)と松島を結ぶ九条新道は、西の心斎橋といわれるほど、夜でも明かりを絶やさない商店街であったといいます。 今回、九条駅においては、このような九条の歴史を活かしたまちづくりのシンボルになるように、デザインテーマを「記憶の継承」としました。 地下鉄中央線との連絡口となる西側出入口は、鉄とガラスを用いて親しみを覚える地域技術のイメージをシンボリックに表現しています。コンコース階は、照明を含めた空間づくりにより、季節や時間帯によって表情を変える安治川の風景を表現し、ホーム階は、白を基調とした明るい空間により、賑わいのある街を表現しています。

「その5」を読む阪神なんば線秘話トップ「その7」を読む