阪神電車

MY MINDMY MIND
部下へ指示を出すときは、単に業務を振るのではなく目標達成時のイメージを共有するため、「自分はこうしたいんだ!」という想いと熱意を伝えるよう心がけています。

入社してから11年間、車両部で設計から現場監督まで幅広く経験。その頃に手がけた仕事で特に印象に残っているのは、武庫川線の運転台の冷房化です。車両部にとってのエンドユーザーは、HANSHINをご利用いただくお客様、そして当社の乗務員。電車を快適かつ安全にご利用いただくために何をすべきか。その視点を常に忘れず、お客様と乗務員が気持ちよく過ごせる空間の創出を常に心がけていました。
その後、運輸部に配属となり、入社後初めて駅に立ってお客様と直に接する仕事を体験。それまで10年以上所属していた車両部における現場管理の仕事とのギャップに戸惑いを感じることが多かったですが、HANSHINを利用するお客様の反応や意見に間近で触れられたことは、私のキャリアのなかでも大きなターニングポイントになったと感じています。
2015年に再び車両部に戻ってからは、お客様や乗務員にとって安心・快適であることはもちろん、魅力的な車両を提供することで、沿線価値を向上させることが使命だと考えています。2016年度のブルーリボン賞を受賞した5700系車両は、まさにそうした想いをすべて込めた車両だと言えます。

ブルーリボン賞とは、鉄道友の会が1958年に制定した歴史ある賞で、投票の前年に営業運転を開始した鉄道車両のなかから1年に1形式が選定されます。私が5700系の車両の詳細に触れたのは、2015年に運輸部から車両部に戻ったとき。新車の設計に携われなかったという技術者としての悔しさもありましたが、男性よりも体格が小さい女性運転士でも快適に業務ができる運転台、膝の悪いお客様でも座ったり立ったりするときの負担が少ない座席、座席両端に取り付けられた大型の仕切りといった数々の設備に込められた「設計者の想い」。そして、急行と普通で車両を完全に別運用しているHANSHINならではの「普通電車に特化した性能」。この車両なら他社の大手観光特急にも勝り、ブルーリボン賞を取れると思った私は、自称「5700系のマネージャー」として紹介パンフレットの制作や乗車会などのイベント、グッズの企画などを通して社内外の関係各所へ見える性能はもちろん、込められた想いの普及に努めました。
地球環境にやさしく、人に優しい。あらゆる面で、既存の車両にはない画期的な工夫がなされた5700系は、こうして通勤型車両としては稀で、HANSHIN史上初めてブルーリボン賞を獲得したのです。HANSHINはもともと、年齢に関係なく重要なプロジェクトを最初から最後まで任せてもらえたり、積極的にアイデアを発信したりできる企業風土があります。私が「5700系でブルーリボン賞を取りましょう!」と意見し、そのための活動が承認されて結果につながったのも、こうした風土があるからこそだと思います。5700系の設計や製造に携わったすべての人たちに敬意を表するとともに、この車両が末永くお客様や乗務員にそして、沿線のみなさまに愛されるものであってほしい。5700系のマネージャーとして、切にそう願っています。

自分に合った就職先とはどんな会社なのか、まだよく分からない人も多いでしょう。しかし、それで悩むことに時間をかけるくらいなら、ひとつでも多くの企業を訪問するべきです。そうすれば、パンフレットや社会的イメージだけでは知り得なかった魅力を見つけることができるはずです。何より、たくさんの企業を回ることでいろいろな人と出会い、たくさんの刺激を得ることができます。就職活動とは、多種多様な企業の方の話を聞くことができ、多くの人と出会える貴重な機会。就職活動を単なる会社選びと考えるのではなく、社会に羽ばたく直前に取り組む自分磨きの一環だと考えて取り組めば、必ず良い企業に出会えます。そのうえで、「ここで働くのが一番自分に合っているな」と思う企業に就職してください。もし、それがHANSHINであれば幸いです。

「沿線住民と阪神電鉄で働く社員にとって、誇れる沿線を創造する。」

阪神電鉄の顔と言えば、やはり車両と考えます。利用者にとって単なる移動空間ではなく、付加価値をつけ、快適で便利な空間を提供するなど、魅力的な車両を設計し、沿線価値を向上させたいと思います。また、車両工場やそこで働く部員の想いを発信する機会をたくさんプロデュースすることで、社員とお客さまをつなぎたいです。

幼稚園、小学校などから工場見学の依頼が入っているときには、何を伝えるのかを念頭に、当日、事前に工場内を歩いて、危ないところはないか、どこでどんな説明をするかについてシミュレーションすることで子供や学生の気持ちを刺激できるよう心がけています。

時間管理とスケジュール管理に欠かせない腕時計と手帳は、常に持ち歩くべき必須アイテムです。手帳はアイデアを記す備忘録としても活用するため、用途に応じて中身のメモ帳が変えられるシステム手帳を使っています。