阪神電車

MY MINDMY MIND
自分が何を実現したいかを明確にして、そのうえで仕事に取り組むことが大事です。そうすれば、必ず光が見えてきます。

スポーツ・エンタテインメント統括部の課長として、スポーツ・エンタテインメント事業(阪神タイガースや阪神甲子園球場の野球事業、ビルボードの音楽事業や六甲山事業など)に所属する各グループ会社の経営計画・業績の策定や取りまとめ、長期ビジョンの構想を描くことが私の主な役割です。加えて、ベースボールの新規来場者獲得を特命で担当し、球団がこれまでに取り組んでこなかった施策を「やってみる」ポジションを担っています。近年の阪神甲子園球場の現状を分析してみると、来場者の平均年齢は年々、上昇傾向にあります。10年後、20年後を見据えたときに、果たして阪神甲子園球場がこれまでのように活気にあふれた場所で在り続けられるかと言えば、決してそうとは言い切れない現状があるのです。
12球団すべてに当てはまることですが、現在は「球場に野球以外の楽しみをつくること」が急務となっています。そのために各球団が特に取り組んでいるのが、球場をエンターテインメントにあふれた「ボールパーク」として再構築する各種の施策。若年層や女性をはじめとする「野球に興味のない層」に対する訴求に力を入れています。阪神甲子園球場を今後もお客様で一杯になるスタジアムとして存続させていくために、今、新しい一手が必要とされているのです。

阪神甲子園球場はタイガースの本拠地というだけではなく、高校球児たちの憧れの聖地でもあります。ただ単にエンターテインメント性の向上に振り切るだけでは、野球の聖地としての伝統を損なう恐れをはらんでいる点が、ほかの球場と大きく異なる点でしょう。これまでに、女性の来場者数増加をねらいとした「TORACO DAY」の開催など、様々な施策を講じてきましたが、そのときも最大限の注意を払いました。単発の奇抜なイベントだととらえられないよう、企画自体をターゲット層である10代~20代の女性に浸透させるため、PRには時間(2年)をかけ、3年目を迎えた2016年は、PRの効果として集客数を求めて企画内容を調整。その結果、前年比2倍の女性来場者数を記録しました。
阪神甲子園球場をボールパークとして成立させるとともに、伝統ある野球の聖地としての側面も損なわない。一筋縄ではいかないことですが、だからこそ私が所属しているような、長期的なテーマに沿って企画を進めていくセクションが必要なのです。若年者をターゲットとした企画では若い感性が必要なため、私のような役職社員以外にも多くの若手がプロジェクト参画しています。HANSHINを担うあらゆる世代の力を結集して「ボールパークであり、野球の聖地でもある阪神甲子園球場」の実現を成し遂げるためにチャレンジを続けていきます。

プロジェクトには若い年次の社員がいますが、自身で「やりたい」ことを見つけ、チャレンジしたいと思っている人が多いため、一緒に仕事をしていて刺激になりますし、とても楽しく感じています。そうした人たちは学生時代に大なり小なりたくさんの成功体験をしており、私自身、彼らの行動や考え方から学べる点が数多くあります。今、就職活動中のみなさんも、どんな些細なことでもいいので、成功体験を重ねてください。自分の体験や自信をもとに、自らの強み・弱みを冷静に判断したうえで語る言葉。それはきっと様々な企業にとって「響く」ものとなっているはずです。

アルプススタンドに5,000人

現在、新規来場者の増加に向けた企画を担当しています。アルプススタンドは約5,000人を収容できるので、その企画を通じて阪神甲子園球場に来場した人たち、例えば女性だけでアルプススタンドを埋め尽くしたいですね。それが私の当面のチャレンジです。

ベースボール事業の企画は、オフシーズンに内容を詰めます。ミーティング時間内に議論を重ねて、結論まで持っていくことが欠かせません。

新規来場者の獲得のためには若年者層や女性の流行についてもアンテナを張る必要があるので、気になったことがすぐに調べられるタブレットは仕事の必需品です。