阪神電車

都市交通事業

関西広域の大動脈として、一大鉄道ネットワークを形成。

1905年、大都市を結ぶ都市間電気鉄道としてスタートしたHANSHINは、国内で誰も参入していなかったこの事業領域で着実に成長を続けてきた。開業から110年以上を経た現在、阪神間を中心に鉄道・バス・タクシーが連携して「安心・安全・快適」で多彩なサービスを提供している。私鉄で唯一、梅田(キタ)と大阪難波(ミナミ)の2大都心に乗り入れているHANSHINは本線・阪神なんば線・武庫川線・神戸高速線の4路線51駅で営業しており、その総距離は48.9km。日々の通勤通学やレジャーなど、さまざまな目的で1日に60万人を超えるお客様にご利用いただいている。

阪神なんば線の開業

4路線の中でも歴史の新しい阪神なんば線は2009年、阪神三宮・大阪難波・近鉄奈良を直通で結ぶことを目的として開業。神戸~大阪~奈良のアクセスの利便性が大幅に向上した。この路線は既存の鉄道路線やバス路線との乗換とも相性が良く、通勤通学や観光など、さまざまな用途でご利用いただく機会が多い。その結果、交通ネットワークとしての有効性が評価され、日本鉄道賞をはじめ数多くの賞を受賞した。

固定概念にとらわれず「安心・安全・快適」の実現に向けた取り組みに挑戦。

HANSHINの使命は、これからもより多くのお客様に「安心・安全・快適」に都市交通をご利用いただくこと。その実現に向けてHANSHINでは2つの取り組みを強化している。

安全安心のために

ひとつ目は「安全の確保」である。これは1905年の開業時からの最優先事項だ。2013年3月に竣工した三宮駅改良工事では、線路の配線を変更して乗継ぎを円滑化。さらに東口改札を新設することで他社の路線との乗換の利便性を向上しただけではなく、災害時の2方向避難経路の確保も実現した。

2022年度末に竣工予定の梅田駅改良工事では、ホームの幅の拡大や可動式ホーム柵の設置、バリアフリー化に向けた整備を進めている。また、神戸市内と西宮市内で線路の連続立体交差化工事を実施し、踏切での交通遮断・事故の解消を進めている。他にも甲子園駅の改良工事を進め、駅のバリアフリー化とイベント開催時の混雑緩和を目指している。

お客さま満足度向上・沿線活性化にむけて

ふたつ目の取り組みは「お客さま満足度向上・沿線活性化」だ。ご年配の方やお身体の不自由な方への接客・サポートの強化に向けて、運輸部で働く全ての現場職員(助役、運転士、車掌、駅係員)がサービス介助士(2級)の資格を取得している。また、阪神電車サービスセンターを2013年3月神戸三宮駅に開設したほか、梅田駅や神戸三宮駅などの主要駅において、英語・中国語・韓国語での3者間通話が可能なタブレットを設置して案内を行うことで、海外からのお客様にも対応している。

「2016年ブルーリボン賞」

2015年に運転を開始した、新型の普通用車両5700系が「2016年ブルーリボン賞」を受賞した。開発にあたり、”お客さまのために”という原点に立ち返り、人へのやさしさ(安全・快適な車内空間の提供)、さらには地球へのやさしさ(環境への配慮)を追求したことが高く評価された。

  • 阪神電車
  • 阪神バス
  • 阪神タクシー

不動産事業

大都心の中に、上質な空間を創出。

西梅田開発

21世紀にふさわしい世界水準の街づくりを目指し、グループの総力を挙げて「阪神西梅田開発事業」に取り組んできたHANSHIN。その中心的存在が「ハービスOSAKA」「ハービスENT」だ。

1997年3月、第Ⅰ期事業として、商業施設、多機能ホール、オフィス、そしてラグジュアリーホテルのザ・リッツ・カールトン大阪を備えた超高層複合ビル「ハービスOSAKA」を開業。商業施設の開発という枠を超え、HANSHINの「街づくり」への新たな挑戦となった。続く2004年の第Ⅱ期事業においては、大阪四季劇場・ビルボードライブ大阪などのエンタテインメント施設を備えた「ハービスENT」を開業。それらの再開発事業によって創出された街は「オオサカガーデンシティ」という愛称で親しまれている。

2015年には、ハービスOSAKAにクリニックモール「インターナショナル・メディカルスクエア」がオープン。国際外来に対応しているため、梅田近隣のオフィスワーカーはもちろんのこと、年々増加する外国人旅行者の方も安心して受診することができ、多様化するお客様のニーズに応える施設を目指して日々進化を遂げている。

沿線のブランド価値と、そこに住まう方々の利便性の向上を目指して。

沿線の価値向上を目指し

HANSHINは開業以来、蓄積してきた街づくりのノウハウを生かして、阪神沿線を中心とした高架下開発や不動産賃貸事業を展開している。その代表的な商業施設のひとつである「エビスタ西宮」は、阪神西宮駅に直結していると商業施設だ。毎日駅を利用されるお客様の利便性を確保しながら、生活・交流・情報に関わる要素が充実した地域の生活拠点「ライフステーション(LIFE STATION)」として機能している。

HANSHINの住宅開発

「沿線価値を高め、新たな街を創り出す」といった地域密着の鉄道会社ならではの視点から、沿線およびその周辺地域を中心とした戸建て住宅の開発・販売を行っている。2010年には、阪神なんば線の沿線にあり、大阪市内で総区画数254を誇る「大阪中島公園都市 ハピアガーデン四季のまち」の分譲がスタートし、開放感溢れる居心地の良い上質な空間はお客様から高い評価を得ている。

2012年4月からは首都圏営業所を開設し、沿線での住宅販売事業で得たノウハウを活用して、ハピアガーデン田園調布やハピアガーデン世田谷岡本など、首都圏での住宅販売事業にも進出。「関西のHANSHIN」から「日本のHANSHIN」へ飛躍しようとしている。

  • HERBIS ハービス
  • インタ-ナショナル・メディカルスクエア
  • エビスタ西宮
  • ハピアガーデン四季のまち
  • ウィステ
  • 梅田コネクト
  • Grow with UMEDA

スポーツ・エンタテインメント事業

数多の感動を生み続け、ファンに愛され続ける唯一無二のブランドを。

阪神甲子園球場

阪神タイガースの本拠地、そして高校野球の聖地として多くのドラマを生み出し続けている阪神甲子園球場。大正時代に完成したこの球場は、2007年度~2009年度にかけて大規模リニューアル工事を行い、お客様の安全性・快適性が大幅に向上した。2010年春には外野スタンド下に「甲子園歴史館」が誕生。これまで球場を舞台に繰り広げられた数々のドラマや球場の歴史・伝統を後世に伝えている。

阪神タイガース

阪神甲子園球場と並ぶHANSHINの顔「阪神タイガース」。12球団トップクラスの歴史と伝統、観客動員数を誇る人気球団だ。HANSHINのベースボールビジネスはプロ野球興行を中心に、多様化する放送・通信媒体への映像配信、タイガースグッズの企画販売など多岐にわたる。さらに、ソーシャルメディアを活用して、ファンとのコミュニケーションを活性化するほか、社会貢献活動や野球振興にも積極的に取り組んでいる。プロ野球を通じて、お客様に感動と喜びを与える、健全で優れたエンタテインメントを提供することが阪神タイガースの使命だ。

グループ屈指の観光資源を生かした総合レジャー・文化エリア。

六甲山地区におけるレジャーエリア

瀬戸内海国立公園の区域に指定されている「六甲山地区」において、一大レジャーエリアを開発したHANSHIN。日本有数の夜景スポットである六甲山ならではのレジャー施設や博物館相当施設、レストラン、雑貨ショップ、ケーブルカー、バス事業などを展開している。

絶景が望めるカフェレストランやセレクトショップなどがある回遊型の施設「六甲ガーデンテラス」では、大阪湾が一望できる「自然体感展望台 六甲枝垂れ」をはじめ、神戸ならではの空間を提供。ほかにも「六甲山カンツリーハウス」「六甲山フィールド・アスレチック」や「六甲高山植物園」「六甲オルゴールミュージアム」といったバラエティ豊かな施設が揃う。季節ならではのイベントや、四季を感じられる施設も多く、毎年秋に開催される「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」や、スキーやスノーボード、雪ゾリ、雪遊びが楽しめる冬限定の「六甲山スノーパーク(旧称:六甲山〈人工〉スキー場)」なども好評で、多くのお客様にご利用いただいている。
また、近年は訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘致にも力を入れており、多くの外国人旅行者が六甲山上を訪れている。

音楽の力で、新たな文化と感動を生み出す。

Billboard

アメリカで110年以上の歴史を誇る音楽ヒットチャート「Billboard(ビルボード)」。2006年にHANSHINはこのブランドの日本国内におけるマスターライセンスを獲得。その翌年から国内外の一流アーティストのステージが楽しめるクラブ&レストラン「Billboard LIVE」の営業をスタートした。

それに続き、日本や海外のヒットチャート、ニュース等を制作・配信する「Billboard Japan」サイトの運営や、自主レーベル「Billboard Records」でのCD/DVDの制作・販売など、様々な分野でBillboardブランドを生かしたマーケティングを展開。2009年以降は毎年「Billboard JAPAN Music Awards」を開催し、その年に最も輝いたアーティストを音楽ファンによる投票で決定するなど、文化を創造するビジネスにも積極的に取り組んでいる。

2016年には「Billboard Classics」として、玉置浩二や石井竜也などの有名アーティストによるフルオーケストラ公演や尾崎豊の息子である尾崎裕哉の初のソロコンサートをはじめ、クラシック音楽の魅力を訴求する多彩な公演を開催し、大好評を博した。HANSHINは文化・情報通信の拠点としての街づくりにこうした音楽ビジネスも活用しながら、新たな感動を創造している。

  • HERBIS ハービス
  • インタ-ナショナル・メディカルスクエア
  • ディアモール大阪
  • エビスタ西宮
  • ハピアガーデン四季のまち

コミュニケーションメディア事業

ICTを活用し次代を拓くトータルインテグレータ。

アイテック阪急阪神

HANSHINは急速に進む高度情報化社会の波にいち早く対応するため、1987年にソフトウェア技術の専門会社「アイテック阪神」(現在のアイテック阪急阪神)を設立。ビルの監視制御や鉄道分野のシステム開発に加えて、インターネット黎明期からwebサイトの制作・運用やeコマース向けソリューションの開発など、インターネット向けのビジネスを手がけてきた。

現在は、電鉄系企業の強みを生かした列車運行管理システムや駅業務オンラインシステム、旅客案内システム、運転教習用シミュレーターの設計・開発を行っているほか、医療など様々な分野でのシステム開発事業やソリューション事業にフィールドを広げている。

具体的には、ビルの集中監視システムやセキュリティシステム、CATV総合管理システム、病院検査システムや健診システムなども開発。長年のノウハウを生かした多様な分野でのシステム開発が強みだ。さらに駅周辺施設などでの無線LANインフラの整備、サーバ・ネットワークシステム構築サービスやスマホ向けアプリケーションの開発・運用のほか、AI(人工知能)分野にも乗り出しておりその事業展開はさらに拡がっている。

広域にわたるケーブルテレビ網で、日々の生活に“彩”と“安心”を提供。

ベイ・コミュニケーションズ

これまで沿線各市のケーブルテレビ会社の設立に参画してきたHANSHIN。加入者は年々増加傾向にあり、水道・電気・ガス・電話に次いでケーブルテレビが「第5のライフライン」になりつつある。そこで2004年、HANSHINグループのひとつとして「ベイ・コミュニケーションズ」を設立。大阪市西部と隣接する阪神間3市をカバーするケーブルテレビ網を有し、総合的なブロードバンドサービスを提供している。

ほかにはないオリジナルのタイガース情報番組をはじめ、毎日を豊かにする多種多様な番組をお届けするだけではなく、地域情報、行政情報や緊急時の災害情報などを伝えるコンテンツも独自で制作。高速のインターネット環境「Baycom NET」や固定電話サービス「ケーブルプラス電話」の提供、情報インフラの構築、そのアフターメンテナンスにも取り組んでいる。

  • アイテック阪急阪神
  • ベイ・コミュニケーションズ

ホテル事業

お客様一人ひとりの想いに寄り添う、世界水準のラグジュアリーホテル。

HANSHINが大阪・西梅田のハービスOSAKA内で経営するラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」。このホテルはアメリカに拠点を置く「ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーL.L.C」の日本進出第1号となるホテルだ。国内外問わず多くのお客様を魅了し続けている理由は、18世紀の英国貴族の邸宅をイメージさせる高品位で優雅なルーム、そしてきめ細かいおもてなしによるところが大きい。

国内のビジネス誌のホテルランキングでは“日本一”を獲得。一人ひとりのお客様の期待を大きく上回るユニークかつパーソナル、ハイクオリティなサービスは、日本だけでなく海外からも高い評価を得ている。超高級ホテルの代名詞となっているリッツ・カールトンブランドの「おもてなしの心」は、HANSHINの西梅田開発にも多大な影響を及ぼしている。

  • ザ・リッツカールトン大阪
事業の広がりと、仕事の深み。

多岐に渡るHANSHINの事業展開と、
その現場で日々繰り広げられる仕事の奥行きをご紹介致します。